日日是好日

毎日を愉しむ50代シングルマザーのブログ

他人への投資

興味深い記事を読みました。



「人が80代になって後悔すること」


「何が普通なのか」を多くの人が気にしている


SNSの発達によって孤独がもたらされている


『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』の著者の1人で、ハーバード成人発達研究所の責任者であるロバート・ウォールディンガー教授によると、実は孤独問題は1950年代から悪化する一方だという



ハーバード大学が85年もの間幸福に関する研究を続けているそうです。
自分と他人の人生を比べることで、自分は人より「普通だ」「幸せだ」と感じる気持ちを感じていたい。
しかし、他人と自分を比較する回数が多ければ多いほど幸福度は下がるという研究結果もあるとのこと。


SNSより前に発達したテレビや雑誌。
誰もが憧れる素敵な、理想的な生活のイメージは現実ではないと思うことは難しい。
私も若いころはそういった生活に憧れて少しでも近づきたくて無理してきたこともある。


ハーバード大学が調査を始めた1950年代からアメリカ社会において人々が他人への投資を減らしている、すなわち人と過ごす時間が減っているとのこと。
各家庭にテレビが設けられたことで、人々は外出しなくなり、頻繁に人を招くこともなくなった。こうした状況はどんどん悪化しているそうです。


アメリカのような社交がすべて(大げさかな?)のような社会でもそうした現象が起きていたんだなぁ。



さらに現代のデジタル革命、SNSがこうした傾向を加速。



人は希望をかなえるために、そしてより豊かになるために懸命に働くのに、気がついたら以前より孤独になっている



自分が若いころにSNSが当たり前にあったら大変だっただろうなって思う。
情報が溢れ、インフルエンサーがお勧めするものに振り回される。
でも、そのほとんどが「作り上げられたもの」だと気づかなければなりませんね。


常に他人の目を気にして、今流行っているものに敏感になって、それに多くの時間を費やしてばかりでいいの?


本当に心が満たされることって何?


自分が80代になったとき、自分の人生を生きてこなかったこと、大切な人と過ごさなかったことを後悔したくない。


他人と自分を比較している暇があったらもっともっとやることがあるのではないか?


私にとってそれは大切な人たちと多くの時間を共有することなのかも知れません。